ディア・ハンター (1978)

1960年代末期におけるアメリカの若者のベトナム戦争体験を通じ、男の友情と死を絡ませて描く。監督は、マイケル・チミノ、脚本はデリク・ウォッシュバーン、撮影はヴィルモス・ジグモンド、音楽はスタンリー・マイヤーズが担当。第51回アカデミー賞で作品賞、監督賞、助演男優賞、音響賞、編集賞の五冠を受賞。

監督:マイケル・チミノ
出演:ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、ジョン・サヴェージ、ジョン・カザール、メリル・ストリープ、チャック・アスペグラン、ジョージ・ズンザ、ピエール・セグイ、ルタニア・アルダなど。

ディア・ハンター (1978)のあらすじ

1968年のペンシルベニア州クレアトン。マイケル(ロバート・デ・ニーロ)、ニック(クリストファー・ウォーケン)、スチーブン(ジョン・サベページ)、スタン(ジョン・カザール)、アクセル(チャック・アスペグラン)の5人は町の製鋼所に勤める親友グループで、休日には山で鹿狩りを楽しむ仲の良い若者たちだった。ある土曜日、ベトナムに徴兵されるマイケル、ニック、スチーブンの壮行会と、スチーブンとアンジェラ(ルタニア・アルダ)の結婚式が町の教会で合同で行なわれた。祝福する人々の中には、アル中の父親を抱える身ながら、帰還後のニックと結婚の約束をしたグループのアイドル、リンダ(メリル・ストリープ)もいた。式の後、仲間たちはそろってアレゲニーの山へ鹿狩りに出た。
1970年、北ベトナムでの戦況は酸鼻を極めていた。逃げまどう農民を虐殺するベトコンに対し、マイケルは狂ったように撃ちまくっていたが、偶然にも、その戦場でニックとスチーブンに再会した。しかし、北側の攻勢は激しく、3人とも捕虜になってしまい、川岸の小屋の床下につながれる身となってしまう。その小屋では、ロシアン・ルーレットというゲームが行なわれていた。それは、弾丸を一発だけ込めたリボルバーを捕虜が交互にこめかみに当てて撃ち合い、それにベトコンたちが金を賭けるというものだった。とうとう3人の番になり、スチーブンが発狂寸前になったため、マイケルは一瞬のスキを窮ってベトコン数人を撃ち倒して逃走。丸太にしがみついて濁流を下った。間もなく、友軍ヘリコプターに救出されるが、マイケルとスチーブンは力尽きて落ち、3人は離ればなれになってしまうのだった。

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